「東京ミュウミュウにゅー」第1話

 第1話から、原作並びに旧アニメの雑な描写をきちんと作り直している事に感心しました。
 まずは、レッドデータアニマル展になぜ五人が居合わせて、そこで遺伝子を注入されたのか、というツッコミどころを見事に解決していました。
 そこで使った、藍沢みんとは、すでにミュウプロジェクトに加わっており、ミュウミュウ化も済んでいる、というのもうまいと思いました。
 作品で、彼女だけが、白金陵を下の名前で呼んでいた、という設定を最大限活かしていると思いました。

 なお、第1話だけを見た時点では、桃宮いちごと藍沢みんとは同じ学校という設定なのか、と驚きましたが、第2話では、レッドデータアニマル展に行かせるために、制服を借りて変装していたという設定であった事が明かされていました。
 また、桃宮いちごが青山雅也を好きになった理由についても、少し変わっていました。ただ、これについては、今回においても、理由は見た目のみ、という感じでした。
 この変更になにか含みがあるのか、気になっています。
 また、ほぼ初対面、というところで、「事故チュー」をする、というイベントが加わっていました。
 アニメでのファーストキッスの相手をキッシュにしないため、という位置づけなのだろうか、と思いました。

 また、柳田もえの髪型が、旧作とかなり変わっており、別人のような印象がありました。
 本庄みわのほうは、そのままだっただけに、余計、違和感がありました。何か理由があったのでしょうか。
 初戦闘については、すでにミュウミュウ化していた、藍沢みんとと共に闘った事をのぞけば、とくに変化は感じませんでした。
 また、ミュウミュウ遺伝子発射砲を内蔵したトラックの長さが妙に印象に残りました。あのトラック、今後も出てくるのでしょうか。

 などと普通に感想を書きましたが、第1話を見た時の感慨は、非常に深いものがありました。
 19年半の最終回で、「また、いつか」という文字が流れました。
 当時は、続編もあるのかな、と思いましたが、漫画版の続編はすぐ終わり、もはや再アニメ化など考えられない、という雰囲気でした。
 それだけに、本当に再アニメ化された事は、本当に嬉しく思ったことでした。
 OPの最初で「お待たせしました」と言っているのは、この「また、いつか」を受けているのか、と思い、これまた嬉しく思いました。
 なお、OPとEDを見て思ったのが、藤原ざくろさんの位置づけです。
 桃宮いちご・藍沢みんと・碧川れたす・黄歩鈴の四人をトランプのエースになぞらえているのに対し、彼女はジョーカーとして扱われています。
 また、EDでは、ディープブルーみたいななった彼女の中に、キッシュとパイが描かれている、という意味深な絵が入っていました。
 旧作では、あまりにも能力が凄すぎるキャラだったのですが、それを元に、漫画や旧アニメと違う設定を入れ込んだ、という事でしょうか。
 そのあたりがどう描かれるかも、非常に気になっています。
 そして、何より嬉しかった事は、20年前「神作監」と呼ばれた石野聡さんがキャラデザをやってくださった事でした。
 残念ながら、本編の作画監督はなさらないようですが、OPと変身シーンの作監で名前が出ていました。
 毎週、「神作監OP」と「神作監変身」を見れる事は、本当に嬉しいことです。
 あの、伝説の、藤原ざくろさん初変身が、今度はどう描かれるのか、いまから大変楽しみにしています。