冒頭、さなえが出てきた時は、「最終回という事で、伏線を解決か?」と期待しました。しかし、そのような事はなく、一年前や一年半前と同じ、「さんざん戦った挙句、クイーンが出てきてジャアクキングを倒す。設定に関する事は強引に処理」でした。
まあ、「二度ある事は三度ある」という格言の通りなので、特に驚きもしませんでした。
話のほうは、先週の戦いで力尽きた二人の描写から始まります。なぜか目の前には、「明日の像」があります。それはともかく、メポミポの励ましやら幼い頃の回想の結果、何とか二人とも復活を果たします。
その危機の中、異空間にいるひかりに対し、相変わらずクイーンは、ポルンやルルンの肩書きにひっかけた謎掛けをしています。そうこうしている間に、二人はバルデスに「マーブルスクリューMAXスパーク」を放ちます。スパークルブレスはいつの間にやら復活しています。これでは、先週、命がけでブレスを潰した三人の立場がありません。
ところが、服こそちぎれ飛んだものの、バルデスは「スパーク」を正面から受け止め、驚く二人に対し、「私がジャアクキングだ」などと言います。すると、背景化していたジャアクキングの姿が消え、ジャアクキングの姿にバルデスのアゴを兼ね備えた、謎の新キャラが誕生しました。
一方、異空間では、クイーンの謎掛けを考えていたひかりが、「分かりかけてきた」などと言い出します。といっても、こちらには何がなんだか全然わかりません。このように理解できない事を強引に分かったつもりになるというのは、騙される時によくあるパターンなので、注意が必要です。
さて、新キャラ(?)の顎長ジャアクキング(仮名)ですが、あまり強くありません。まあ、一年前のジャアクキングが、石の力を得た部下三人を吸収した存在であるのに対し、今回は謎掛けばかりで何の役に立っているのかわからない部下一人との合併なのですから、無理もありません。
というわけで、顎長ジャアクキングに吹っ飛ばされたものの、二人は傷つきもせず、卒業文集や、あさりの味噌汁について会話しています。そして再び顎長ジャアクキングを襲撃。ここで回想が出るのですが、そこに出てきた場面はいずれも「無印」のもの。「MAX」において二人をきちんと描けた話がない、という事がここからも分かります。戦いのほうですが、顎長ジャアクキングの弱体化は深刻で、二人の蹴り技だけでふっ飛ばされます。ザケンナーですら、蹴りだけでここまで吹っ飛びません。
それにキレた顎長ジャアクキングは、巨大化して虹の園もろとも潰そうとします。そこに、ひかりを丸め込んで復活を果たしたクイーンが登場しました。この顎長ジャアクキングがやった「やられて巨大化」というのは戦隊シリーズの常道です。さしずめクイーンは戦隊ヒーローたちが搭乗する巨大ロボ、といったところでしょうか。
最初は納得ずくでクイーンに吸収されたと言っていたひかりは、話しているうちに涙ぐみます。うまく言いくるめられた事に今更ながら気づいたのでしょう。とはいえ、最早どうにもならないので、エクストリームルミナリオを発動。顎長ジャアクキングはあっさり倒されてしまいました。
そして舞台は卒業式に。といってもこの時点で残り10分を切っています。したがって昨年と違ってほのかの答辞も画像だけ。そのままバタバタと卒業式が終わり、二人はタコカフェに。ひかりがクイーンに吸収された事から立ち直れない二人ですが、そこになぜかひかりが登場。さらに光の園の面々も復活します。まあ、このあたりは毎度の事なので、今更どうこう突っ込むべき所ではないでしょう。そして、再会を喜んだ後、メップルが「腹へったメポ」といい、なぎさが「ありえなーい」と返したところで話は終わりました。
というわけで、なぎさと藤村の話も、さなえの謎も、ブレキストン博士の正体も不明のまま、アニメ「なぎさとほのかのプリキュア」は終わりました。「無印最終回」から始まったこの一年の作品を見ていると、「想定の範囲内」の終わり方と言えます。とはいえ、これだけ時間があったのですからもっと、そのあたりを描けば良かったのに・・・という勿体無さを感じざるをえません。
まあ、「なぎさとほのかのプリキュアの最終回」は、なかよし2月号の上北ふたごさんの漫画で十二分に満足できました。そう考えれば、今週の話は「最終回」ではなくて、「顎長ジャアクキングが出てきた戦い話」くらいに考えればいいのかもしれません。
とまあ、いろいろ文句みたいな事を書いてしまいましたが、この2年間、毎週日曜の朝を楽めたのは、アニメ製作に関わった全ての方のおかげです。特に、「無印第8話」という稀に見る傑作を作り出した事は、それだけでも賞賛に値すると思っています。
来週から始まる「スプラッシュスター」では、これまで描いた素晴らしい表現力を維持しつつ、これまで以上の作品を描いてもらいたいものです。
ところで、当ブログは、2004年秋から始めました。という事もあり、無印の前半部分についての感想は第1話以外ありません。考えてみれば、何度も言及している「無印第8話」についての感想もありませんでした。そこで、「スプラッシュスター」が始まるまでに、何とか第8話まで書いてみようかと考えています。