なかよし2020年6月号

 「ヒーリングっどプリキュア」は、梅雨で外出できない平光ひなたとニャトランが憂鬱になってしまう、という話でした。
 6月号だから梅雨ネタ、というのもあるのでしょうが、現在の社会情勢を意識しているのでしょう。
 2011年の作品を読み返すと今でも震災と原発事故を思い出すのと同様に、この話を何年後に読み返しても、このウイルス禍の事を思い出すのだろうな、と思いました。

 外出できず、落ち込んでいる平光ひなたは、姉の平光めいに頼まれた、新メニューの開発も全然進んでいません。
 そして、梅雨時という理由により、店はガラガラで、三人以外に客はいませんでした。この描写にもリアルを感じました。
 そして、ニャトランも、平光ひなたに連動して落ち込んでいます。花寺のどかの「ふわあ」に対抗しているのか、何度も「ふああぁぁ」とあくびをしていました。
 そこで、ラビリンの発案で、何かやって気分転換をしよう、という事になります。
 スポーツやおやつでは変わりませんでしたが、彼女の一番好きなファッションになると、やはりしゃきっとし、自分と花寺のどか・沢泉ちゆの「雨の日コーデ」を選んでいました。
 そして、雨のなか、三人ででかけます。途中、雨足が強まって濡れてしまい、また落ち込みます。
 しかし、その直後に見た、雨に濡れてさく、紫陽花の群落を見て、その美しさに、平光ひなたとニャトランは感激します。
 それですっかり元気を取り戻し、姉に頼まれた新ドリンクも完成します。
 そして、最後に、「雨大好き、一年中梅雨でも全然OK」と当初と180度違う発言をし、花寺のどかと沢泉ちゆに呆れられる、というコマで話は終わりました。

 自分的には、落ち込みっぱなしだった平光ひなたが、雨の中に咲く紫陽花を見て元気が出た、というのが印象に残りました。
 この描写を見て真っ先に思い出したのは、「S☆S」で、日向咲・美翔舞・桐生満・桐生薫・日向みのりの五人で、梅雨のなか、紫陽花を見に行った話でした。
 そこでの風景描写並びに、キャラの心の動きの描き方の素晴らしさは、今でも強く記憶に残っています。
 その「梅雨の紫陽花」、ならびに、それに感激する「ヒーリングっどプリキュア」の面々を漫画版で見れたことは本当に嬉しいことでした。

 ご存知の通り、アニメは放映休止となっています。そんななか、こうやって、「ヒーリングっどプリキュア」の最新話を見ることができたのは、大変うれしいことでした。
 休止がいつまで続くのかわかりませんが、その分も、上北さんへの期待が高まっています。

 「東京ミュウミュウ オーレ」は、敵のイケメン軍団の手におちた主人公のパートナーが、洗脳されて敵となる、という「東京ミュウミュウあらもーど」2巻第2話と非常によく似ていた話でした。
 このまま連載の方も同じように…という不安にかられました。
 それにしても、何歳になっても、この類の「洗脳ネタ」は好きになれませんね。