「アラモード」26話

 恒例の海水浴回でした。そして、ここ二話ほど行方不明だったビブリーの過去などが描かれた話でした。
 その意外な過去に驚かされたり、複雑な心境の描き方に感心させられた話でした。
 一方で、プリキュア達についても、色々と興味深い描写を楽しめた話でした。

 冒頭、興味深かったのは、皆が海へ行く時に乗ったバスがボンネットで冷房なしだった事でした。
 電話の形がダイヤル式の黒電話だったのもあわせ、この作品の時代設定は1970~80年代くらいなのだろうか、と思いました。
 そして、海水浴のあと、海に浮かべていたキラパティが漂流して無人島に流れ着くという展開になります。この時、琴爪ゆかりだけが起きていて、他の五人は昼寝していました。
 この時、琴爪ゆかりは漂流を気づいていたように思いました。しかし、面白そうと思ったのか、平然と状況に身をゆだねます。このあたりの、細かい描き方も毎度ながら面白いと思いました。
 そして、無人島探索となるのですが、ここでは、太い蔦を蛇と間違えた時の皆の描写が楽しめました。特に、キラリンを含めた中学生組がみな、剣城あきらの後ろに隠れ、琴爪ゆかりにすがったのはペコリンだけだった、というのが印象に残りました。

 そして、足跡がきっかけで、キラリンがビブリーと遭遇します。失敗したため、ノワールに合わせる顔がないと逃げた、というのがここにいた理由でした。
 さらに、回想で、彼女とノワールとの出会いが描かれます。
 身寄りがなく街なかをさまよっていた子供時代に、ノワールに見出されて、イルを与えられた、という事でした。ジュリオとは違い、負の感情に付け込まれた、という事ではなかったわけです。
 なぜ、ノワールが彼女を選んだのか、気になるところです。これから描かれるのでしょうか。同時に、彼女がずっと言っていた「ノワール様への愛」が極めて純粋な想いだった事がわかりました。

 キラ星シエルは、そのビブリーに対し、懸命に交流を試みます。あの熱心さは、弟のジュリオに通じるものを感じたからなのかも、と思いました。
 結局、最後までビブリーは拒み続けましたが、何か、心に響くものはあったのでしょうか。今後の展開が大いにきになる所です。
 次回は、立神あおい話です、プリキュアに心理攻撃を仕掛けるという設定のエリシオが本格始動するような感じです。どんな展開になるか、大変気になっています。