Princess第47話

 ディスピアとクローズによる、「花の城に罠を張り、春野はるかを『プリンセスになる夢がかなう世界』に閉じ込める」という作戦が行われた話でした。
 その作戦の失敗により花の城、さらにはホープキングダムが解放されます。
 ディスピアがそれを受け、最終決戦の場所をノーブル学園に設定する、という結末になっていました。

 話の大半は、「プリンセスになる夢がかなう世界」の描写で占められていました。
 えらく空虚な描写が続くのですが、見ているうちに、このシリーズの根幹に及ぶ部分を描いているのかも、と思いました。
 ここ二ヶ月ほど、海藤みなみ・天ノ川きららで2話ずつ、さらに、紅城トワ・七瀬ゆいの夢や希望を描き続けていました。
 そんななか、「主役」の春野はるかの夢だけは描かれていませんでした。
 考えてみればある意味当然です。「モデル」「海洋学者」「家業を継ぐ」「絵本作家になる」などは、実現可能です。
 それに対し、春野はるかの「プリンセスになる」という夢は叶えようがありません。
 序盤の展開だと、「カナタと結ばれてホープキングダムの王家に加わる」という形もありえるかと思いましたが、紅城トワの存在によって、その線もなくなりました。

 これまで、第1話からずっと「春野はるかの夢はプリンセスになる」であり、プリンセスレッスンなどで「夢に向かって努力する姿」などが描かれていました。
 そのため、こちらも、この「夢」を当然の事として認識していました。それを、今回の話で「プリンセスになるなんて、現実的にありえないもの」という冷厳な事実を春野はるか並びに視聴者につきつけたわけです。
 一応、変身後のクローズとの会話の結論みたいな形で、「夢」については、「強く、やさしく、美しく」を求め続ける、みたいな形でまとめてはいました。
 しかし、これは「プリンセスプリキュアのコンセプトを目指す」であり、「プリンセスになる」ではありません。
 いずれにせよ、「プリンセスになる」という、冷静に考えると実現性のない夢に、一つの「結論」をつける話なのかな、と思いました。

 次回は、ノーブル学園での最終決戦となります。
 サイトを見たところ、四人が生徒たちの前で変身するとの事です。
 最終決戦を前に正体を明かすのは、「フレッシュ」以来でしょうか。
 それに対し、生徒たちがどうのように反応するのか、特に予告で相変わらず存在感があった一条らんこがどんなリアクションを見せるか、気になっています。
 残り3話ですが、この作品らしい、個性的な最終決戦になることを願っています。