Princess第45話

 海藤みなみの「新たな夢」を軸に、クリスマスパーティーやシャットの去就を絡めた話でした。
 主題のはずの「海藤みなみの夢」がらみの話は、かなり肩透かしな感じでした。
 そのため、日常描写でのメインはクリスマスパーティーで、戦闘描写でのメインはシャットなのだろうか、と思ったりもしました。

 前半は、「新たな夢」を両親や兄に告げることに強い不安を感じている、海藤みなみが描かれます。さらに、クリスマス祝いで母から電話を貰ったことから、改めて家族による自分への想いが強い事を知り、不安が増します。
 その理由としては、彼女にの「新たな夢」に影響を与えた北風あすかが、海藤グループからの度重なる入社要請を断っている事があるわjけです。
 また、前話冒頭で出てきた夢のように、海藤みなみの目指す夢と、海藤グループの利益が相反する可能性が高い、というのもあるのでしょう。
 ところが、今回の話では、それらの含みをすっ飛ばして、「家族が、具体的な内容を聞かずに『新たな夢』を承認する」という形になってしまいました。
 それを考えると、海藤みなみの悩みは何も解決していないに等しい、と言えます。
 加えて言うと、家族三人とも、海藤みなみの事を、「将来のグループにおける戦力」としてほとんど期待していなかった、というように解釈できる会話になっていました。
 これまた、彼女の「もともとの夢」が軽く扱われているのでは、と気になりました。
 せっかくここまで描かれていた「新たな夢と家族との利益相反」という設定が活かされておらず、少々残念でした。

 一方、実質的な主題だったと思われる。クリスマスパーティーは、大変盛り上がり、楽しく見ることができました。
 今回も、一条らんこが、短い時間の中で、素晴らしい存在感を出していました。もう一話くらい、彼女が全編でで活躍する話を見たかった、と思ったほどでした。
 メインである、プリキュア四人による歌謡ショーは、営業的な意味合いが強いとは思いましたが、普通に楽しめました。これで、一緒に七瀬ゆいも歌っていたら、より忘れられないものになっていたかも、とも思いました。

 一方、シャットのほうですが、唐突にディスピアに「次がラストチャンス」と言われます。
 クローズがそれを言われたのが4月だった事を考えると、かなりの時間差があります。
 このあたりの、ディスピアの評価基準がよく分かりませんでした。
 もしかして、一度全ての力を出し尽くして敗北させ、その後しばばらくして「超回復」をさせる、という計画なのかも、とも思いました。
 そして、シャットは特にいつもとの違いを見せず、普通に敗れました。
 次回は、シャットがタイトルになっています。予告の最後では、「怪物化」を示唆するような描写もありました。
 一方、商店街を歩きまわるなど、「怪物化してプリキュアに倒される直前の敵幹部」らしからぬ描写も予告にあります。
 もしかして、「トワイラトに一目惚れ」が遠大な伏線で、予想外の結末が描かれるのでしょうか。
 そういう点も含め、色々と楽しみにしています。