ミス=シャムールが主役の話でした。
妖精メインの話というのは、普通は日常生活さらには戦闘でプリキュアをサポートする、というのがこれまでのパターンでした。
それに対し、ミス=シャムールは、冒頭でいつものプリンセスレッスンをしたものの、あとは、プリキュア達と関わらずに、大道芸人を手伝ったり、夢が浜の猫集会を仕切ったりしていました。
そして、戦闘でも、プリキュアを脇役にしてしまい、「主役」を張っていました。
見ている方は、その強烈な存在感に圧倒されっぱなしでした。
とにかく、ミス=シャムールの八面六臂ぶりに驚かされた話でした。
なにしろ、猫社会、さらにはカラス社会まで関わり、猫のケンカを仲裁したりしているのです。
しかも、それに元ロックであるクロロの社会復帰を織り交ぜるなど、「本業」もしっかりやっていました。
そして圧巻は戦闘シーンでした。プリキュアが、魚類ゼツボーグとつかみ取り大会みたいな事をやっている間に、シャットと一対一で対峙します。
そして、バレエの動きで翻弄するなど、圧倒的な戦闘力を見せていました。
そして、シャットに対して、クローズに中断された化粧について言及し、厳しいダメ出しをします。さらには、冒頭でプリキュア達にやったのと同様、化粧のレッスンを始めました。
もしかしたら、冒頭でのレッスンが、春野はるか以外は指導の必要がないほど完璧だったので、「教えたりなさ」を感じていたのだろうか、などとまで思いました。
その化粧指導に満足したシャットは、ゼツボーグの敗北など気にせず、大喜びしてディスダークに戻っていました。
他の幹部がキャラ立てが今ひとつよくわからない中、シャットだけは、えらくキャラが立っています。ぜひとも、かつてのブンビーや、一昨年のイーラやマーモのように、本来の姿を保ったままハッピーエンドを迎えてほしいものだと思いました。
というわけで、プリキュアたちは脇に回った感じでした。
とはいえ、各キャラそれぞれ、印象深い見せ場はありました。
天ノ川きららは、「ミス=シャムールはレッスンパッドの住人」という設定の逸脱を、たびごとに突っ込んでいました。
また、バスの中からミス=シャムールを春野はるかが発見して声を上げると、直後に七瀬ゆいが降車ボタンを押す、という阿吽の呼吸も印象に残りました。
「映画5GoGo」において、「悪の戦士」として大活躍したココや、「映画ドキドキ」で空を飛んで敵基地に潜入したダヴィのように、強力な戦闘力を発揮した妖精はいました。
しかし、今回のミス=シャムールの無双ぶりは、それを上回ったのでは、と思ってしまいました。
今後、彼女がシリーズの流れの中で、どのような役割をはたすのか、非常に期待できると思いました。
次回は、春野はるかがファッションショーに出る話のようです。天ノ川きららとのやりとりがメインになるかと思われます。
どんな展開になるのか、大変楽しみです。